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管理人プロフィール
松田雅央(まさひろ)
フリージャーナリスト。ドイツ・ヨーロッパの環境政策、まちづくり、環境教育、交通、エネルギー、技術分野が専門。在独17年、2010年よりカールスルーエ市観光局の 専門視察アドバイザーを務める
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ドイツ環境情報のページ

 姉妹サイト「ドイツ環境情報のブログ」もよろしく!(工事中ですが
*特にドイツのコロナ感染状況について書いています。
 

◆ 動画 ◆

フライブルク(環境住宅地)の公共交通
ドイツ・フライブルク(人口約22万)はバーデン・ ヴュルテンベルク州の南西に位置する環境先進都市。VAG(フライブルク交通社)がトラム5路線、バス18路線を運行し、利用者は年間延べ7,500万人を数えます。ここに映っている路線3は2006年に、このヴォーバン環境住宅地まで延伸しました。(2014年9月撮影)
 
プラハの公共交通
チェコ共和国の首都プラハ(人口約126万)では、首都プラハ交通社(DPP)がトラ­ム33路線、地下鉄3路線、路線バスを運行しています。市街地ではトラムと自動車の共­用部分が多く、大変な混雑です。ビデオの最後のシーンは地下鉄A線ハルチャンスカ駅。 (2014年6月撮影)
トラム ドイツ カッセルマンハイムフライブルク(中心市街地)
フライブルク(環境住宅地)
  フランス ストラスブール
  スイス バーゼル
列車 ドイツ バートヘレンアルプ(蒸気機関車)

◆ 連載記事・コラム ◆

黒い森の人材育成 ー バーデン=ヴュルテンベルク州ツーリストアカデミー (2020年01月号)

   ドイツの観光保養地「黒い森」とアメリカの文豪ヘミングウェイとの間には特別な縁がある。1922年の夏、黒い森で体験したマス釣りやハイキングがよほど気に入ったらしく、当時新聞記者だった彼は、その体験を多くの記事にしている。これが黒い森を世界に知らしめるきっかけとなった。
 黒い森は今も体験型の観光を大切にしているが、一方で「ワンランク上の観光」という新しいコンセプトも打ち出している。今回は、質の高いサービスを生み出すための人材育成プログラム「ツーリストアカデミー」をレポートしたい。

ミュンヘンの交通革命 ー City2Shareの試み ー (2019年11月号)

   e-モビリティー(エレクトロモビリティー)、シェアリング、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)など都市交通の新たな技術やビジョンが提案されるなか、ドイツの都市はそれぞれの最適解を求め模索を続けている。渋滞、騒音、排気ガス、駐車スペース不足といった問題は未だに深刻で、バイエルンの州都ミュンヘン(人口約150万)にとっても、車で飽和した都市機能の改善は急務だ。

ドイツのブラインドサッカー ー 求められる社会のサポート ー  (2019年09月号)

   皆さんはブラインドサッカー(視覚障がい者5人制サッカー)を観戦したことがあるだろうか。フットサルを基に考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目でもある。視覚に頼らずドリブルしゴールを決めるというのはなかなか想像し難いが、実際に観てみるとスピード感があり、技巧的でしかも激しい。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け代表争いが白熱する今、ドイツのブラインドサッカー事情についてレポートしたい。

フランクフルト最新不動産事情 ー ブレグジットの足音 ー (2019年07月号)

   ここ数年、ドイツでは不動産価格の高騰が大きな社会問題になっている。中でも7大都市圏の状況は深刻で「庶民が住める住宅を!」の声に押され、政府は対策に躍起だ。
 経済都市フランクフルトもその一つ。ここはヨーロッパ経済の中心都市でもあり、イギリスのEU離脱問題「ブレグジット」の影響を受けやすいポジションにいる。
 今回は住宅不足とブレグジットの文脈から、経済都市フランクフルトの不動産事情を探ってみたい。

外国で迎える老後と介護 ー 文化の垣根を越えて ー (2019年05月号)

    誰もが迎える死、そして老い。外国で老後を迎え、さらに要介護となれば、国内とは別種の苦労がのしかかってくる。
 ドイツのNPO「デーヤック友の会(文化を配慮した介護 DeJaK-友の会)、以後デーヤック」は当地で老後を迎える日本人をサポートし、「情報提供」「介護支援」「ネットワーク作り」に取り組んでいる。今回は外国で迎える老後と介護について、同会の活動を参考に考えてみたい。

求む、後継者!ー 中小企業の事業承継サポート ー(2019年03月号)

   ドイツ経済の強さの秘密を探ると、中小企業の存在が必ず浮かび上がってくる。およそ350万の中小企業が1,600万の雇用を生み、国内企業の総売上の35%、輸出の17%を占めている。「隠れたチャンピオン」としてその名を世界に知られる中小企業も多い。
 ボンに本拠を置く中小企業研究所の予測によれば、2018〜22年までの5年間に約15万社が事業承継を行うが、全体として深刻な後継者不足に直面することはなさそうだ。しかし社会と経済が激しく変化している今日、決して承継問題を楽観視することはできない。

産業用ドローン ー そのポテンシャルと運用 ー (2019年01月号)

   急速な発展を続けるドローン(無人航空機)は、産業分野でも着実に活躍の場を広げている。それに伴い運用規則の整備も不可欠となるが、はたして実態はどうなのだろう。今回はドイツの風力発電の現場で活躍する産業用ドローンに注目し、その実情をレポートしたい。

EVシフトの夢と現実 ー EVトラックとEVバス ー (2018年11月号)

  トラックと列車のハイブリッド
 ドイツ南西部の主要高速道路「A5(アウトバーン5号線)」を走っていたときのこと、フランクフルト近郊で珍しい工事に出くわした。それは老朽化対策でも拡張工事でもなく、高速道路には縁のないはずの架線工事(写真1)だった。EU(欧州連合)は二酸化炭素と大気汚染物質の大幅な排出削減を各国に求めており、自動車産業の出した答えのひとつが、この“e-ハイウェイ”構想である。

フードバンク ー 飽食と貧困の間で ー (2018年09月号)

   ドイツで生産される食品の約4割、人口1人当たり年間81キロがゴミとして捨てられている。そこには、まだ食べられるにもかかわらず「見た目が悪い」「包装が傷んだ」といった理由から、流通段階で廃棄される食品も含まれる。その一方で、日々の食事に困る低所得者がいるのも事実。それなら小売店や企業に食品を寄付してもらい、困窮者に提供できないだろうか。こういったアイデアを基に、1967年、アメリカで世界最初のフードバンクが誕生した。

発電用風車のリサイクル ー 急がれる指針づくり ー (2018年07月号)

   ドイツ国内で稼動する約28,000基の発電用風車が、順次、更新時期を迎えようとしている(写真1)。ドイツの風力発電設備はEEG(再生可能エネルギー法)による20年間の売電価格保証という補助制度の枠内で稼動しており、その期間が終わればその先を決めなければならない。発電用風車は90年代後半から急激に数を増やしており、解体される設備はこれからうなぎ上りに増加する。しかし、大量の解体が目前に迫っているにもかかわらずリサイクルに関する公の指針はまだなく、手探り状態が続いているのが実情だ。

ユーロスターが繋ぐ未来 ー イギリスと大陸の微妙な距離感 ー (2018年05月号)

   先日、ロンドンからパリまで国際特急ユーロスターを利用した。1994年に開業したユーロスターは欧州統合の象徴的な存在であり、その位置付けはブレグジット(イギリスのEU離脱)をひかえた今も変わらないはずだ。
 ただし飛行機との競争が激しく、必ずしも思惑通りに旅客数が伸びていないのも事実。またブレグジットがどう影響するかは不透明で、その将来に影を落としている。

軍用跡地の新たなまちづくり ー ドイツ、バーデン・バーデン Cité地区 ー (2018年03月号)

  冷戦終結が転機
 ドイツにアメリカを中心とする外国の軍隊が駐屯している事実は、日本ではあまり知られていない。
終戦後、西ドイツに駐留を始めた連合軍は、その後の冷戦構造の中で、東に対峙するための軍隊へと性格を変えていった。NATO(北大西洋条約機構)の一員となり長らく防波堤の役割を果してきた西ドイツだが、1989年のベルリンの壁崩壊と冷戦終結が状況を一変させる。駐屯の必要が無くなった軍隊は本国へと引き上げ、それまで使用してきた軍用地が統一ドイツへ返還されることになった。…

【過去のコラム】

 

カーシェアリングとEVの熱い関係 (2013年12月号)

  車の新しい利用形態カーシェアリングの普及がヨーロッパで進んでいます。車を借りる点はレンタカーと同じですが、手軽でしかもリーズナブルなのが特徴です。「マイカーを持つ代わりに」「2台目が必要なときに」「業務用車が足りないときに」などの用途が考えられ、「共同の自家用車」といった感覚です。規模に制限はなく、マンション数世帯が1台の車を共用(シェア)するプライベートなものから、…

エコなリフォームで末永く 〜ドイツ住宅のエネルギー事情〜 (2013年09月号)

  先月、私が住んでいるアパートのガスボイラー交換工事がありました。ここでは各戸それぞれのガスボイラーで暖房と給湯をまかなっています。20年前の器具を燃焼効率の高い最新のものに取り替え、大家によれば工事費込みで6千ユーロほどかかったそうです(写真)。…
水のまちづくりと気候変動 〜アムステルダム〜 (2013年06月号)
  オランダを陸路で移動していると、土地の平坦さを実感します。360度見渡して、山はおろか丘も谷も一切見当たらない景観は日本にはなかなかないでしょう。牧草地と畑地が整然と区分けされレンガ造りの住宅が立ち並ぶ様子から、豊かで落ち着いた暮らしぶりがうかがえます。…
都市気候の改善 (2013年03月号)
  いつの時代も大気汚染対策はドイツにとって重要な課題です。中世の頃、生活排水は通りに打ち捨てられ、悪臭を放ち伝染病の原因になっていました。食肉業や皮なめしなど匂いの発生源には事欠きませんし、薪や石炭の煤煙が都市を覆い健康被害をもたらすこともありました。…
次世代を狙うEVバス (2012年11月号)
  EV(電気自動車)は近い将来の普及が期待されていますが、ヨーロッパにはまだまだ浸透していないのが現状です。ここ数年、急速に開発が進み実用性に優れた車種が増えてきたとはいえ、依然として様々な課題が残されています。第一に通常の自動車と比べて非常に高額。そして1回の充電で走れる距離が短く、充電に長時間かかります。…
水と廃棄物処理の国際メッセ IFAT2012 (2012年08月号)
  5月初旬、半世紀の歴史を誇る「水と廃棄物処理の国際メッセIFAT(イーファット)2012」がドイツ・ミュンヘンで開催されました。出展は54カ国から2,939社、来場者は180カ国125,000人と、文字通り世界最大級の専門見本市です。ドイツ系企業の出展が主ですが、約4割は国外企業が占め、世界に開かれた環境ビジネスの中継ポイントと位置づけられています。
脚光を浴びるミニ/マイクロCHP (2012年05月号)
  この4月、ドイツ連邦環境省の小型CHP補助金制度が再開されました。CHPCombined Heat and Power)は熱電併給、あるいはコジェネレーションと呼ばれるエネルギー供給の仕組みで、その名の通り熱と電力を利用する効率の良さが特徴です。
収益事業、それともPR?〜再生可能エネルギーの目的意識〜 (2012年01月号)
  数日前、日本の自治体関係者と一緒にカールスルーエ市のエネルギーの丘(本誌20117月号)を見学しました。ここは市民出資の会社が地元エネルギー水道公社の協力を得て、風力発電、ソーラー発電、ゴミのメタンガスを使ったコジェネレーションを行う複合エコプロジェクトです。
EV(電気自動車)社会の兆し (2011年10月号)
  先日ベルリンを訪れた際、道路沿いに設置された充電ボックスで充電する2台のEVを見かけました。車体には大きなコンセントの絵とDB(ドイツ鉄道)のロゴが描かれています。DBのカーシェアリングEVを導入した話は聞いていましたが、実際目にしたのは初めてでした。
電力料金とエコ負担金 (2011年7月号)
  ドイツ・メルケル政権は原発を平均12年延長する計画を撤回し、2022年までの全原発閉鎖を決めました。福島第一原発事故直後に一時停止させた1980年以前の古い原発8基はそのまま廃炉とし、残る9基はこれから順次閉鎖します。一方、風力・バイオマス・水力・ソーラーといった再生可能エネルギーの開発はさらに加速させます。

【過去の記事】

 

2012年2月まで連載

原発を再利用したテーマパークに行ってきた (2012年02月29日)
 

ドイツとオランダの国境近くに、原発を再利用したテーマパークがあることをご存じだろうか。この原発は1986年に完成したが、一度も稼働することなく廃止。実業家の手によって生まれ変わった施設は、一体どんなところなのだろうか。…
アラーフ! 厳格なドイツ人が、ハメを外すお祭り (2012年02月22日)
凍えるヨーロッパで、路上生活者はどのように暮らしているのか (2012年02月08日)
石油を“武器”にできる国はどこ――今と昔の勢力図 (2012年02月01日)

なぜドイツは製造業が強いのか――歴史を振り返る (2012年01月10日)

ちょ、ちょっと怖いよ……海外で行っている「聖ニコラウスの日」 (2011年12月24日)
ドイツのソーラー産業が“苦戦”している (2011年12月06日)
ドイツ人が、日本に興味を抱くワケ (2011年11月22日)
海外で、日本食レストランを開業する苦労とは (2011年11月15日)
コストとメリットの関係は? 再生可能エネルギーの未来 (2011年11月08日)

【過去の記事】

日本経済研究所月報「ドイツ環境レポート」「EUレポート」

その他の記事・レポート・コラム・論文

メディア出演・講演・その他

◆ 著書 / 寄稿した書籍◆

 

松田雅央著 環境先進国ドイツの今 〜 緑とトラムの街カールスルーエから

 

EVライフを愉しむ(日本経済新聞出版社)

 

環境先進国ドイツの今
 
〜 緑とトラムの街
カールスルーエから〜

 

電気自動車
EVライフを愉しむ

(寄稿)


 
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