セツナのタイの色を間違えた。「お前は」
「ん?」
「いや、お前は背中が疲れはせんのか」
「何?」
「羽根だ」
「話が見えないんだけど」
「その羽根を四六時中ばたばたと吊り上げておって、背中は凝らんのかと言いたかったのだが」
「そんなの、あんたの尻尾と同じじゃん」
「そうか」
「でも確かにそっちと違って、下に下ろすって時はあんまりないからな。―――でもなあ、疲れるねえ〜。考えたことなかったわ」
「来い」
「ん?」
「こっちに来い」
「うわ何膝上!?昼間っから!?」
「冗談ごかすのなら何もしてやらん」
「ウソウソウソウソ!!!何何何何!?」
「まあ膝上なことは確かだが、ここに」
「…うぉ」
「うつぶせろ」
「セー…」
「もの欲しそうな顔をするんじゃない。みっともない」
「だってここ執務室じゃん」
「だったら何だ」
「いや、マチガイは冒せないなあと」
「…………」
「……すんません」
「そういうのは」
「…ん?」
「家でしてやる」
「……っセ…」
「いいから今は大人しく寝ろ」