20060602
原初祭。
手前設定。
父様が、ぼくとクオンに文字を教える。
世界を教える。
稽古をつける。
ぼくたちは産まれて半年くらい。
他の人に比べれば、大きくなるのが早いらしい。
でもそれでよかったと思う。
その分父様ともクオンとも、いっぱい話ができるから。
あたしとセツナを置いて行ってしまった父様や母様より、
一緒に残ってくれたセツナをあたしは選んだ。
セツナを選んだあたしを、
セツナは捨てた。
セツナは獣の国に行き、
あたしは龍に保護された。
あたしは、
龍でも獣でもなくて、
セツナのお姉さんでいたかっただけだった。
……つうか、Oちゃんがウチの絶を『大嫌いです』と言ったのは、
ライ絶だからなんじゃなかろうかとこれ描きながら思い付きました。
性格で嫌ってくれてたら嬉しい。
私、これでも、みてくれとかカプリングからまり(がメイン)でトリ女が嫌いなんじゃないんですよ。
一番際立っているのが古代(略)。
性格もだけど、何より彼女には恐怖を抱く。
父と母を否定する事の意味を、
お前はどうして気が付かない。
今まで父はわたしたちに何を話した。
何を教えてくれたと思うのだ。
母は何故死んでまで我々を作り出した。
父と母の生き様を体現している我々が示すべきことを、
お前はどうして判ろうとしないのだ。
簡単なことだろう。
ただ、
ありのままに生きていけばいいだけなのに。
有り得ない純白と、
唯一の九尾。
悪魔の呼称に重ねて、
耳の後ろからは2本の角が天を指す。
皆が指を指し目を背ける姿に、お前はにっこりと笑う。
―――キレイじゃん、セツナ。
ただその一言が、今までの生で受けた言葉の何よりも重い。