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*Diary*

〜2001年9の月〜



● 9月30日(日) ●

 人間の気合は、時にどんな薬よりも効果があります。昨日、年内の予定を調整していたら、11月20日過ぎまでの週末が根こそぎ埋まってしまったことに気づいてしまい、折からの気温低下にノドを傷め始めていた私は「うわ、風邪ひいてる場合やないわ」と思うや否や、今朝にはすっかりノドは治っていました。微熱気味だった体温もちゃんと元通り。素晴らしきかな、我が(身勝手な)体調調節機能・但し対遊び計画限定。
 体調も良くなったので、買い物へ。私のお給料はもらって5日が限度ですね、その後は残るどころか残金食いつぶしデイズって感じです。さすがに今回はキラリと目を惹くものはなく、買ったのは指輪だけ(買ったんかい…)。あ、これは毎度のL'ESTでのお話です。アナスイの指輪と悩んだんですが、アナスイはやっぱり今自分が持ってるやつが断然可愛くて、まだこいつを越えるコに出会わないうちは次は買わんぞ、とL'ESTの方に。そういえばネグリンも早売りのDMが来てるし、この秋冬はアクセ熱に火がつきそうな気配です。流行りのファー物も好きなので、またぞろごっそりと買いそうで怖いですし。しかし…最近ちょっと見かけるミュール+レッグウォーマ。あれはどうなんでしょう? 世間一般的には可愛いと感じる風潮なのですか? わからん。やはりアレには色気が感じられない。どうせ履くなら、ホットパンツなんかと合わせて太ももで勝負するくらいの気合のある人だけにして欲しい。なーんかアレって、ルーズを履けない世代の人がムリヤリ頑張っちゃってるような息苦しさがある気がしますよ。えぇ。



● 9月29日(土) ●

 オフ日として取ってあった今日、午前中は昏々と眠る。久しぶりに7時間くらい眠れたんじゃないでしょうか。幸せ。やはり私は、布団を生涯の伴侶の第一候補にしたい。
 午後からはUさんと待ち合わせて、ダイビングクラブへ。そう、ダイビングを始めるんですよ! 今日はその申し込みと、第一回のオリエンテーションに行ったんです。私がスポーツをやるなんて言うと、私をよく知る人なら誰でも正気を疑うような気がしますが、本気です。やりますよ、私! マリンスポーツ盛んな夏ではなく、寒さ増しつつある今、この時に。実は私も知らなかったんですが、日本でダイビングをやろうとすると、ほとんどの時期はウエットスーツなんて使わないんですね。身体が濡れない、ドライスーツってのを着てやるんです。だから、国内ダイバーを目指すならこのドライスーツでできなきゃ意味がないわけで、だったら最初にドライで始めてやろうじゃないか、と言うわけです。
 色々と話を聞くと、いやもうビックリの連続です。まず、器材のバカ高価さに目を剥きます。トータル揃えたら50万円超ですよ? 夏になればまた別に、ウエットも要りますしね。海に行けば行くだけ、お金もかかる。出費の連続です。最初はさすがにちょっと蒼くなった私ですが、段々と吹っ切れてきて「それがどーした!」状態に(笑)。私、小金使うのは考えてからなんだけど、大金使うのは意外に金払いがいいのですよ。そして、買っちゃったら後には退けないだろうという追込み作戦でもあり。命かかってる遊びですからね、やるからには真剣にやりたいです。綺麗な海でぇサンゴとか見ちゃったりしてぇ…的な感覚じゃなく、ちゃんと「ダイバー」になりたい。ダイビングは1人じゃなく、バディと呼ばれるパートナと一緒に2人1組でやるスポーツだからこそ、自分の命だけでなく相手の命も預かるってことを忘れないように。
 手続きや何やで色々書いたり話したりする中、爆笑を誘うこと数回。皆さん、お風呂で潜って耳抜きってしないんですか? 常備薬の欄にバファリンって書いた人は初めてですか? 挙句、「君、ホンマに本能で生きてるねー」……そう? そしてすっかり性格を掴まれた私は、「脚力なさそう」「君はてこずりそう」「色はピンクにすんねんやろ?」と尽く図星を指され、帰り際には「私の名前覚えてる?」と聞かれる始末。その時は「M村さん!」とキチンと答えられたものの、「今は言えるけど、エレベータ降りたら忘れてそうやなぁ〜」と言われ、帰宅後にUさんにメールを書いた時には案の定「あの人誰やっけ? M…M島さん?」<違います。M村さん、アナタの読みは正しいよ!
 そうそう、そう言えば久しぶりに3サイズとか測られたんですが、いやはや、あんまり成長してませんです、ハイ(涙)。中学の時から殆ど同サイズってのはどうなんでしょうね…。



● 9月28日(金) ●

 「今日は定時帰社できるかも〜」と余裕かましてた午前中、その声は夕方になると「6時半退社を目標に!」となり、帰る頃には「やっと終わった…」。世の中、思うようにはならないようですね〜トホホ。結局この日も仕事三昧で終わっちゃいました。とは言え、前日までの3日間に比べれば全然マシだし、何より人が沢山いるのが楽しい。帰ってきてくれて助かりました。マジで。
 家に帰ると父親が、ニッセイ版テレビジョンまで持ち帰ってくれていて、思わずその場で小躍りしました。わーいわーい、バンザーイ! 子供の趣味に協力的な親ってありがたいですよね。そしてその番組表を見てビックリ。来月5日の某ドラマの完結編、その出演者の名前順ではヒロインの相手役が1番最後…だ、大丈夫なの、これ? こういうのって格付けみたいな意味もあるんじゃないんでしょうか? とはいえ、私は某O氏が3番目だったことが非常に嬉しい。ふふふ、叶姉妹を超えたぜ!(彼女らはゲストだから当たり前なんですけどね)。



● 9月25日(火)〜27日(木) ●

 未だかつてこんなに働いた3日間があったでしょうか?(否、ない/反語)。ただでさえ女子社員がじわじわと減少の一路を辿るこの不景気な最中に、こともあろうに人事研修などという名目で過半数の人員を奪われた私達、たった3人でどうしろって言うのよー!(叫)。朝から晩まで連日事務所に缶詰になり、手足・脳・口全てを総動員。いままでの月末処理なぞまだまだバカ話するヒマがあっただけ余裕があったと思えるほどの仕事ぶり。まるで仕事ジャンキーのように、食事と睡眠と移動を除く時間はとにかく仕事仕事仕事。心底恨むよ、人事課…!(怒)。そのあまりの悲愴っぷりに周囲は異常に優しく、どこへ電話しても労りの言葉が溢れてる。そして、連日差入れが! 初日は上司Y次長がケーキを買って下さり、2日目はT常務が上流店の太巻き(美味!)を、最終日は名古屋からいらしたY主任が地元で買ったHARBSのケーキを持参下さった。沢山入っていた保冷剤を捨てつつ、ひっそり「ごめんYさん、名古屋からわざわざ持って来ていただいてアレなんだけど、ここへ来る最寄駅のすぐ裏にもあったりするんだよね。HARBS…」とつぶやいたのは心の内に。ともかくも、この差入れの存在がなければ私達は1日目にして逃げ出していたかもしれません。2日目の朝、我が社のFAXには3通の有休届が流れてきていたかもしれません。食べ物の力って偉大だなぁ。そしてこの3日間の残業手当だけで、予約しているカーディガンを買って尚もお釣りがくる程には稼いだ感じ。でなきゃ、やってられませんもん。お台場行きも泣く泣く諦めたんだし…ううう。
 仕事帰りの電車の中で、私の前に立ったオジさんが持っていた夕刊紙をこっそり盗み読み。ビンラディンが腎臓ガン、これがトップ記事? それでいいのか、夕刊○○! 大事なことが何かって、もう一度考え直した方がいいんじゃないのかなぁ。書く方も、買う方も。



● 9月22日(土)〜23日(日) ●

 急に決まった名古屋行き、朝から新幹線使ってニャゴヤです。いつもは近鉄を使って行っていたのでなーんか新鮮ですね。ニャゴヤへ着いたらニャゴヤの物を、と昼食はきしめん。これまできしめんを食べる度に「このもちもち感が最後の方になるとキツくて私には合わないんだよなぁ〜」とわかっているのに、やっぱりニャゴヤに来たらきしめんでしょう!と思い込み、きしめん。そしてやっぱり残す。調理人よ、すまない…。
 今日はSさん宅にてお泊り。珍しくノートPCを持参したは良いが、うっかりいつもの通り、自宅の地元のAPに接続していたことに気づいたのは接続を切った後…バカねバカねそうバカね〜♪(涙)。っていうか、ゴメンネSさん…。
 この他にも謝りまくり、笑われまくった2日間でしたが、楽しいニャゴヤでした。帰りはSさんに車で送ってもらったので楽々でしたし。お土産はやっぱり天むす。味付けの濃いニャゴヤ料理の中ではこれが1番好きです。1泊2日の間に2回食べて土産に買うほどには。



● 9月21日(金) ●

 自分のフットワークの軽さには多少の自信がありましたが(国内限定)、いやーいきなり前日に言われてもさすがにね〜などと言いつつ、新幹線チケットを買う私。心うらはら。というわけで、明日・明後日とニャゴヤに行くことになりました。近くて良かったと思うべきか…むにゃむにゃ。ま、ポジティブに考えて、天むすでも食べるかー!



● 9月20日(木) ●

 人は誰しも秘密を持ってる。そうですよね、言えませんよね、会社帰りに通る映画館の前にある成人映画の看板が週変わりで、実はそのタイトルの斬新さが実は結構楽しみだ、なんてこと……。ああいうタイトルって結構凝ってるんですよ。なんたって、そのタイトル一つで大体の内容がわかっちゃうんですから。あ、別に私のことだなんて言ってませんからね! 例えばの話です、例えばの!
 私の秘密と言えば、親に対しては某即売会なんかに出向いてることでしょうかね。未だに親は知りません。しかし、私の交友関係が広域に及ぶことは知っていて、さすがにそれに関してはちょっぴりいぶかしんでる感じがありますが、まぁ信頼してくれているのでしょう。あまりとやかくは言いません。あまり秘密事が好きではないので、他には大した秘密はないはず。今日も、某チケット取りにローソン行くのにちゃんと上司に話通して行きましたし。おかげで良い席取れました。感謝!>上司。



● 9月19日(水) ●

 今朝、出社するなり私に向けられた第一声は「おはよう」などとありきたりなフレーズではなく、「オダギリ、いいともに出るね!」でした。わぁ、大変! 私の購読しているA新聞の番組ラテ欄にはそんな情報はなかったし、公式も午前2時の段階では上がっていない情報だったので、当然のことながらビデオ予約とかしてなかったんですよ。しかも、間の悪いことに携帯は忘れてきていたので、ギリ友の方々には誰一人連絡をつけられず。最悪、社内のビデオ(音声モノラル!)で録画するか…とも思ったのですが、ダメモトで家に電話、今までビデオは「取り出し」「再生」「停止」の3つのボタンしか触った事がない母親に子機を片手にビデオの前に行ってもらい、もう片方の手にビデオのリモコンを持たせて遠隔操作。これぞリモコンでリモコンを操る、名付けてWリモコン!(名付けなくていい)。「まずはビデオの電源入れて」「どこにあるのん?」「デッキの左端にない?」「わからへんよ」「じ、じゃあリモコンの青いボタンは?」「あ、ついたついた」「次、Gコードってボタンがあるでしょう?」「ない」「嘘! フタをパカって開けたらあるはず。よぅ探してよ」「あぁ、あったあった」…とボタンの位置から何から、全て逐一指導を重ねること20分、双方の努力の元についに録画予約を完成させることができました! 自分でやれば20秒で済むことが20分、いやはや、人に物事を説明するというのがいかに大変かがわかりました。教職についておられる方って、苦労されてるんですねー。



● 9月18日(火) ●

 父親の誕生日だった(おめでとう、おとーさん!)のでケーキを買ってあげたのですが、季節柄か、ケーキ屋のどこへ言っても栗、栗、栗。フルーツ物は定番品を除いて、そのほとんどが店頭から姿を消しました。そしてこれからはチョコレートな予感! ふふふ、この秋こそは某N亭のチョコ系ケーキを全制覇致しますことよ! まずは食卓から白いゴハンに消えていただくか…。



● 9月17日(月) ●

 聞かれるまでうっかり忘れていたのですが、案の定、発売日にやってきましたよ<GAME CUBE。しかしまだ、実際に動かしているところを見ていませんので、ハードとしての性能はわからず。使う当てがなくとも新しいハードが出たと聞けばとりあえず買ってみる、その期待と予想を裏切らない兄の行動が微笑ましくもあり、バカバカしくもあり。さて、そのCUBE、見た目の感想としては「四角いな…」「任天堂は厚みがあるデザインが好きなのか」というところ。世流としてはフラット化が進んでいるかと思ってましたが老舗は違うのですね。ソフトはまだ2本くらいしか出てないようですね。アクションは得意じゃないのですが、へなちょこルイージが主役という「ルイージ・マンション」はちょっと手を出してみたい気もします。ヒゲ生やして、どっから見ても立派にオッサンな男が「マリオ兄さ〜ん」とへっぴり腰で暗闇を進み、掃除機使ってお化けを吸い込む。とても日常生活をリアルに再現したゲームだと言えましょう(嘘)。世の奥様も、掃除機片手にルイージになってみませんか?(みません)。
 この週末ですっかり秋も深まり、某通りではそろそろ銀杏の匂い漂う時期となりました。同僚Toさんも、信号待ちの間にツムジに銀杏が直撃したとか。ちゃんとこれを笑い話として自ら吹聴できるあたり、一般女子といえども標準装備のお笑いスキルが伺えます。ああ、羨ましい。私も銀杏の直撃を受けてみたかった。そして、それをネタに笑いを取りたかった…無念。
 「六人の超音波科学者」を漸く読了。右辺と左辺のバランスが取れていて綺麗に整数で解が出る数式、みたいなスッキリした印象です。そういえば、Vシリーズは割合、もやもやしたところがなく、収まりの良い読後感を得られる気がしますね。今回のは特に、パズルが解けた時のような感じでした。



● 9月12日(水)〜16日(日) ●

 NYのテロ事件に各国が揺れ続けています。揺れに耐えかねてか、マイカル崩壊。まぁ、ここはすでに地盤がグラグラだったと某金融機関のU氏も言ってたので「あぁ、そうか」と言った感じ。私はマイカル系列の店はほとんど利用しないのであまり関係も関心もありません。バランスを欠いた経営を行うと企業は潰れるのは道理。知ってる会社か知らない会社かという違いだけです。
 多分に洩れず、ここ数日の私の関心の中心はやはりアメリカ。ニュースを見過ぎた余り、貿易センタに突っ込んだ旅客機の便数から国防総省の内部の配置、イスラムの戒律からビン・ラディンの経歴まで、そりゃあもう詳しくなりました。しかし、未だにテロの首謀者と見られているビン・ラディンの氏名が正しくはラディンなのかラーディンなのか、また、ウサマなのかオサマなのか解らず…。

 その、対米同時多発テロ事件(というのですか?)について。
 あたりさわりのないところで、まずは貿易センタ崩壊のこと。16日に見た某番組によると、あれは飛行機の炎上によってその燃料が燃え、それによって高温になり、強度の下がった鉄柱が支柱としての役割を果たせなくなってしまい、自重に耐え切れなくなった上部から順に崩れたのだそうです。だから、飛行機が突っ込んだ部分よりも上の階層が多かった方から先に崩れたのだ、とか。建築については門外漢どころか無知もいいところなので、そうだと言われればそうなのかと言うしかありませんが、私的に納得いく形の回答だったので私の中ではこれが「真実」ということで。もっと納得できる意見が出れば、その時に真実も修正します。
 次に、テロリストについて。自分の命を無駄にしてまであんな事件を起こしたのか、全くもって共感できない思考です。宗教絡みだとすると、尚更わからない。宗教って、自分が幸せになる為に信じる拠り所なのだと思っていたのですが、そうじゃないのか? 大勢の無関係な人間を巻き込んで、自分の命も無駄にして、そうまでして得ようとしたものって何なんだろう。よしんばそれが神の意思によるものだと錯覚していたとして、神の意思に従う人間が何故事件の数日前に戒律で禁じられているはずの酒を飲むのだ…? 思考の方向性が全く見えません。いくら人間が矛盾の塊だとは言え、この思考の非統一性を人間らしさとだけは言いたくない。
 政治の力について。良い悪いは別として、アメリカのやり方は上手い。いち早く怒りの矛先を作り上げ、(アメリカ視点での)善悪の構図を打ち出し、国民の感情に流れを作るやり方は見事だと思います。また、アメリカには意思がありますね。どうすれば良いかというより、どうしたいかという意思がある気がするんです。もちろん、大国だからこそ強い姿勢をとれるというのもありますが、それ以前に自分達の進みたい未来のヴィジョンがあって、だからこそ強気になれる。その強気が余計な反発を招くこともあるだろうし、それが良いか悪いかは別として、この意思あることこそアメリカが強大である理由なのだと思う。少なくとも、強大だと思わせることができるという意味においては。
 宗教の絡む対立はいい加減にして欲しいという気持ち。カップリングの違いで対立する某社会と同じくらい、うんざりします。こんなことを言っていると「あの崇高な思想がわからないのか!」とおっしゃるお方もいらっしゃるでしょうが、わからなかったらどうだと言うのだ。わからないから可哀想、だから私達が教えてあげるのだ、とか言うのなら、私はあまりお金がなくて可哀想なのでだから誰かお金を下さい、と言った時にくれてもいいはずだ。けれど、そう言う人は現れない。何故だ、おかしいじゃないか…。
 段々とレベルが低い話になってきたので、この辺で。本当は色々ともっと思うところがあるのですが、非情であったり、バカバカしかったり攻撃的であったりするので家庭内での意見に止めておきます。



● 9月11日(火) ●

 パスポートの交付を受けに行ってきました。以前取った時はまだ未成年だったので、赤いパスポートは今回が初めてです。うわぁ、赤+金ってなんか中国っぽい色合い。私的には、5年用の方が堅い感じのする色合いで好みです。まぁ、色が好きだからという理由で5年で申請しようかとも思ったのですが、10年後のパスポートが現在の私の写真なのと、5年後の私の写真なのとを天秤にかけ、将来の成長より老化の力が上回るとの判断により、10年用の申請にしたのです。が。出来上がったパスポートを見ると5年前の私より、今の私の方がメイクもナチュラルだし、何より若く見える!(嬉)。しかし何故、何故なのだ! シグネチャは5年前のものとほとんど変わりがありません…。だからこそ署名としての役割を果たせると喜ぶべきか、はたまたちっとも字が上手くなっていないと悲しむべきか。まぁ、努力ひとつせずに上達を望むことがそもそも間違っているのでしょうけれど。10年後のパスポートは是非とも美しい字で署名したいものです。別人の署名だと思えるほど見違えた字で。

 帰宅してTVをつけてしばらくすると、ウソコイの合間にニュース速報。世界貿易センタに飛行機が突っ込んだ、とのこと。



● 9月10日(月) ●

 9月10日…工藤の日やな、とほくそ笑んでいる人達が世の中にどのくらいいるのかわかりませんが、私は多分、その中にカウントされて然るべき人種でしょう。工藤が誰かとかはさておいても、こういうゴロ合わせめいた事は大好きなのです。言うなれば6月10日はムトウの日だし、昨日の9月9日がキュウキュウ→救急の日というのは頷ける。ただ…2月22日がニャンニャンニャンで猫の日というのは賛同しかねます。ニンニンニンで忍者の日、でもいいじゃないですか、ねぇ?
 そういえば最近、なかなか深刻に資金繰りに悩む日々、その最たる原因の一つであるオダギリ資金をなんとか切り詰められないものかと思っています。やっぱり雑誌はほどほどにすべき? FC通販に踊らされてちゃダメ? ビデオも3倍でいいんじゃない? そんな数々の疑問を自らに投げかけつつも使った今日1日のオダギリ代、しめて約13,000円。これでもビデオテープはほとんどS-VHSでガマンしているのですよ、中にはHGのものだってあるんですよ。そんな言い訳も虚しく、帰りに友人Kちゃんにバッサリ袈裟がけ「オダギリファン止めたら毎月シャネルはムリでもプラダは買えそうやよね」。かもねかもねそうかもね、バッグはムリだけど、財布ならね!(泣)。



● 9月8日(土)〜9日(日) ●

 やはりどうも体調がいまひとつ。色々とやりたいことがあるんですが、今、手をつけちゃうと後戻りできなくなっちゃう気がしてずるずると先延ばしにしている状態。私、瞬発力はあるんですが反面、持続性には欠けるところに自覚があるので、ついつい先を見て飛ぶのを止めてしまう様子。ぱっと見にはわからないかもしれないけれど、臆病なんでしょう。きっと。
 体調不良を理由に遊びを予定変更してもらい、先日買ってそのままになっていた本を読み漁る(でも、まだ一部)。久々に笛!本を買ったんですが、その中の1本の小説が自分の中の某3人の形に非常に近かったんですね。駄菓子下賜(お約束)、なぁんか違う気がする。漠然とした違和感みたいなのがあって、もやもやするんです。そうなると段々と「Kはもっと……な感じするし、Eは……だよねぇ。Yはほぼこんな感じ? あ、でももうちょっとちょっかい入れてもいいなぁ」と広がるわけですよ、妄想が! こうなってくると私、マイワールド入っちゃうんでダメです。勝手に、家族構成やら裕福度やら設定うち立てちゃいます。久々に妄想力ゲージが上がってきてる感じです。わぁい。体調戻って某問題にも片がついたら、本当に久しぶりのご挨拶に代えてテキストのURLなんか送りつけちゃうかもしれませんよ>某女史。当面ムリですが、予定通りに事が運べば3連休明け頃にはおそらく。ふふふ、ご覚悟を!



● 9月7日(金) ●

 今日は、来週付けで異動になる方々と、産休から退職へと切替えられたKさんの為の歓送迎会でした。お疲れ様と、またねと、今更?と、初めましてが入り混じる座です。
 仕切り無しの座敷だったせいか、比較的皆さんおとなしく、無茶しない飲み会で、料理が美味しかったこともあって楽しい飲み会でした。ごく普通に歓談し、食事して、最後は楽しく記念撮影。入社以来、初めてかもしれないくらい「まともな」歓送迎会。豪気だった古株な方々が軒並み去りゆき、進行役や音頭を取る人間に世代交代があったせいでしょうか。もしかすると私の感性に変化があったのかもしれないし、双方が歩み寄った結果かもしれないけれど、とにかく楽しかったのは確か。体調が悪かったので、さすがに2次会へは行かずにうまく逃げましたけれど。やっぱね、朝から5種類の錠剤をざらざら流し込んだ身体では持ちません。季節の変わり目は特に、体調が悪化しやすいですしね。気をつけなくては。



● 9月6日(木) ●

 通勤の往復を注ぎ込んで、漸く読み終えた「月蝕の窓」(篠田真由美・著)。随所に、いわゆる良くあるパターンって感じのものが散りばめられてはいますが、それをパターンと割りきらせない上手さがこの人にはあると思います。シリーズ名として冠されてる建築探偵という呼び名には、ブランクを置く以前の5作の方が相応しい感じが強いけれど、シリーズ再開後の方が物語としては深く、何より私の好み。ミステリィ作家としてというより、小説家として力をつけて戻ってらしたように思えます。神代教授ファンの私としては教授の出番が門野氏の出現頻度に反比例するかのように減ってしまったことが悲しいけれど、それは、登場人物の成長が感じられるのがシリーズ物を読む楽しみでもある点から言っても、京介や蒼の成長っぷりの表れだと泣く泣く諦めます。本当に、泣く泣くですが。それにしても桜井京介がすでに31歳ですか。しかも、現在に照らし合わせると更に1年半をプラス…。こうなりゃ、あまり日をかけること無く、とっととシリーズ全作書き上げていただきたいところです。いいお年になってふらふらしている美貌の中年、というのは、若干複雑な思いを起こさせますからね。他の誰でもなく、この私に。同じにいいお年になりつつふらふらしていても、御手洗潔ならばさもありなん、と思ってしまうのは、やはりそれぞれの持つ人柄なのでしょうか。それとも、ふらふらしている当人を支える周りの人間の違いなのでしょうか。私なら、ヒゲ面で同じく浮き草生活な熊よりは、掃除して料理作ってケナゲに待っててくれる薄幸な作家の方がいい、かも。



● 9月5日(水) ●

 「買う」「購入」という文字が踊る、近頃の買物三昧の波をかぶって自業自得の貧困に喘ぐ中、これは外せないとCoccoのベストアルバムを買いました。うずまきに似たCoccoのサインがデザインされたジャケットで、色は意外にも可愛いピンク。想像しなかった色でしたが、違和感も何もなくスッポリと心の形に収まります。すごい。彼女に対してはもう、本当に「すごい」という言葉しか浮かんでこない、それくらい絶対的な存在だと思ってます。現代の音楽業界において、私が身震いするほど天才を感じたのは、彼女だけです。大好きで、でも好き嫌い以前に「すごい」存在。そんな彼女の「ベスト」、どの曲も大好きで何がbestだなんて私なら決めきれないけれど、彼女が選んだ曲はやはりbestでした。もう、完敗ですよ。気持ちいいくらいに。
 どれも好きだと言いながら、でもやっぱり私は順位付けが好きな生物らしく、わずかな差ではあるものの1番好きな曲っていうのはありますね。それは時に「焼け野が原」であったり「強く儚い者たち」であったりしたんですが、発表された全ての楽曲を聴いた今となっては「SING A SONG 〜NO MUSIC,NO LIFE〜」が1番私の中のCoccoらしい曲として、心に残るでしょうね。思えば、「強く儚い者たち」でCoccoを知った後に1st アルバムを聴いた頃、この曲だけをエンドレスで聴いていたこともあります。どこに行っても、何をしてどう生きていても、彼女の心にあるのはこの気持ちなんじゃないかと、勝手に思ってます。余談ですがこの曲、新居昭乃がコーラスで参加してるんですよね。そう言えばこの2人、ある意味、世界が近い感じがします。

 今日はまもなく定年を迎えられるS担当部長のため、支社で行うそれより1ヶ月お先に送別会を開きました。常日頃より「息子の嫁にしたい程や」と親愛の情を見せて下さるS部長、やっぱり今日もそのセリフが飛び出しました。営業仕事の方は本当に口が上手く、リップサービスと本音の境界が平均のラインと大幅に違う場合があるので用心深く構えてはいるのですが、何年も言われ続けると、もしかしたらこの人は心の中では本気で思ってるんじゃあ?と思ってみたり。S部長には、支社の女子社員の中では間違いなく1番可愛がっていただきましたからね〜。彼からアンタに似てると言われていただいたリカちゃん人形も、今では良い思い出です…しんみり。この人がいたから、私、会社で地を出せた気がします。思い出に浸ると泣いちゃいそうなのでまだ後1ヶ月は考えないでおきたい。あまり別離に免疫も耐性もないのは幸せだと思う反面、こういう時はキツイですね……。そうか、いっそ本当に息子さんのとこへ嫁にいけばいいのかも!(笑)。



● 9月4日(火) ●

 失効していたパスポートを新たに発行してもらうべく、昼休みをまるまる潰してパスポートセンタへ。こういう、お役所絡みの手続きって、どうして勤め人に不親切な時間設定なんでしょうね? 多数の就労者にしてみれば、平日の9:15〜16:30なんてバリバリ働いてる時間帯です。内勤者なら尚更、勤務の合間に行くのは大変厳しいわけです。日祝はともかく、せめて土曜の午前とかは受付けて欲しいと思うのが本音ですね。幸い、私は勤務地がパスポートセンタから近い上、役所勤めの人間が間近にいるので書類一式は出向かずとも手に入りますが、そうでない人は諸々の用事を一遍に済ませたとすれば半日ないし1日の休みを取ったりしなきゃいけなくなるんでしょうね。有休は遊ぶ為に使うものだ、と思っている私にしてみれば非常に納得しがたいことです。
 批判的な意見を言っているのは、昼休みが潰れたばかりに昼食を摂れなくてお腹が空いているからではありません。書類・写真・手数料を考えると2万近いお金が手元を去りゆく事実に気づいた八つ当たりでもありません。えぇ、多分。



● 9月3日(月) ●

 夏も終わり秋の気配漂う今頃になって水着を買いました。今年は水着買うつもりはさらさらなかったのですが、ついうっかりと。接客してくれた店員さんが私に似合いそうと持ってきたいくつかの水着のうち、「でもお客様のイメージは絶対コレですね〜。他のもお似合いになると思いますけど、最初にお客様を見てピンと来たのはコレです」と薦めてきたのが、私が売場を一巡した時に気に入ったやつだったのが決め手でした。気に入ったそぶりは微塵も見せなかったはずなので、それが私の好みだと気づいたはずはないのに。可愛い店員さんだったし、財布の中には買うに足る金額が入っていたのも後押しして、ついつい「じゃあ、コレお願いします」と口が勝手に。ちなみに買ったのはこれがデビューとなるビキニ、しかも赤でトロピカルでちょいラメ(笑)。こう書くと、一体どんな派手な水着なんだと訝しがられそうですが、至って普通の水着…だと思います。帰る道すがら、用件ついでにその事をメールに書いたら、今月の週末全部に仕事が入っているM氏が見れないのを大層残念がっていたのがいい気味です。ざまーみろ。とはいえ、折角買った水着を着ないのも勿体無いので、週末日曜日にKちゃん達とプールズへ行こうと計画中。しかし、こういう時、同行者がナイスバディってのはちょっと悲しい気持ちになりますね。誰が比べるわけでもないでしょうが、そこはバストサイズに比例した小さなプライドが、ね(泣笑)。



● 9月2日(日) ●

 解除するヒマも惜しんで毎日どんどん送られて来ていたトロメール、今日のはなかなかキツイの一発、でございました。その内容はというと、ただ一言こうありました>「三上ってエッチなカンジする?」。するともするとも、めちゃめちゃしますがな! 実際のところ、今でもこれでも大好きなんですよ、三上亮が。何といいますかこう…イイオトコじゃないですか?(と誰ともなく同意を求めてみたり)。やはりね、自分が1番たれと望む男が好きですね。それも、そこいらの男のように「この道じゃ1番」などと小さいことは言わず、顔・身体・テク・家柄・財産その他諸々、全てにおいて1番。誰に平伏すこともなく、一応口じゃあ「へーへー」と言って従う態度を取る時も、心の中じゃあ「これが処世術ってモンだぜ」と余裕綽綽でいて欲しい。逆に、非の打ち所がない良くできた人間でも、「僕なんかまだまだだよ」と温和に謙遜するようなタイプはご免こうむりたいところですね。男の質は、1番であるかどうかよりも、1番であろうとする心意気にあると思ってます(勿論、それに見合う実力があるのは必須)。そういう点では三上亮に敵うものナシでしょう。大好き。
 先日、バレンタインがどうとか言っていた本誌時間によると、三上もそろそろ中学卒業(!)の時期なのですね。三上の卒業式…いつになく真摯な表情(上っ面)で証書を受け取ったり、卒業を悲しむ下級生女子連を軽くあしらったり、うっかり泣いちゃうクラスメイト(根岸とかは泣きそうだ…)を見て近ちゃんと「泣いてやがんの、バーカ」とか笑ったり、部室のロッカーにある私物を「持って帰んのたりぃし、お前らにやるから適当に処分しとけ」とか言って後輩連中にくれてやったり? うわ、言い出したらすっごく気になってきちゃいました。誰か素敵に書いてくれないかなー(他力本願)。そして続きは三上が超イケメンと全国で持て囃される「超高校生!三上亮」としてRぼんに掲載(<GALS!か…?)、もしくは実は家族にも秘密で知らぬ間に改造されちゃった三上が、その秘密を唯一知る近ちゃんに愚痴りまくる「最終兵器三上」としてBスピリッツで掲載、とか(しません)。



● 9月1日(土) ●

 8月中ずっと、自らに禁を課していたショッピングに、月が変わるや否や矢も盾も堪らず出かけてしまいました。行ってよかった! バンザイ秋物天国!! この秋はまだ全然路線を決めてなかったので、色んなお店をぐるぐる回って見たのですが、やっぱり惹かれるブランドってそうそう変わるもんではありませんね。この秋はMiss ALICEがかなりイケてる感じで、私の髪が後15cm長くてストレートだったら買いだな、という感じ。カッチョなお姉さんに合いそう、とでもいうか。年々、通勤着からは遠ざかるようですが、相変わらずデザインは細かいところが洗練されていて、ついつい寄っちゃいます。皮を部分的に使った黒のベストとベルトは特にカッコ良かったので、我こそはカッチョ系な女だと自負する方にはぜひぜひオススメ。MKもこの秋はかなりのときめきをくれそうな予感。後、何故か珍しくINVIDIの赤いバッグにも心の糸がぐるぐる巻きです。ラヴ! rebbeca taylorもやっぱ可愛くて好き〜。薄手のニットに心揺らぎます。そしてやっぱり結局、L'EST ROSE…。ここでは赤のニット(ウサギのファー付き!)と、一目ボレな黒の7分袖Tシャツを購入です。アクセも、ミハエルネグリンっぽいのがあってかなり惹かれたのですが、ここはひとまず様子を見ることに。最近、少し金属への拒否反応が強度を増してるような気がするので、しばらくはプラチナONLY生活を続けてみようと考えているのです。ああ、あちこち軟弱になっていくなぁ。しょんぼり。
 買い物の後は、カラーリングの為に美容院へ。傷みが気になってたのでカラーも少し控えようと思っていたのですが、国外脱出の為に急遽パスポートを更新せねばならず、プリンな頭で10年ってのはちょっと…というわけで根元だけリタッチかけました。伸ばそうと頑張ってるのだけれど、やっぱり同じ髪型を続けるのは退屈です。だからと言ってパーマをあて続けると綺麗に伸ばせないし。いっそ、リペアかけて伸ばし続けるか。しかし、何の変化もつけられないストレートで飽き性な私が耐えきれるとは思えない。とりあえず1ヶ月は今のまま頑張って、そこから考えるとしましょう。好きと似合うは違うしなぁ…うーん。





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