自家製そんぐ

「キングギドラ」の、本番で口から勝手に出てきた歌詞は
「バルセロナの空を飛ぶ、ルイス・フィーゴの生首」
そんぐ・めぬう
1、月の下で 、99秋 * @
2、レイン 92春
3、旅するレモン 99春
4、夜汽車になりたい 92 *
5、ハサミの唄 96秋 * @
6、おおリバプール 97春
7、家に帰ろう 94
8、リボン 94 * @
9、河を渡ろう 93 ¥ @
10、毎日がビートルズ 90 ・ ¥ @
11、アンダルシア姫 96 ¥ * @
12、夢のバルセロナ 93
13、アビーロードは雨 95
14、キャラメル 97
15 タナトット 2002 ¥
16 微笑みだけが 2001
17 ラットレース、 95くらいか
18 キングギドラ 85あたり ¥ *
19 月を抱きしめよう 95くらい ¥
20 ウイスキーズ・ナイト、 87あたりか
21 ばいばい・ブルー、 90あたり
22 船長とハーモニカ 94
23 歯軋りの夜 94・5・23、 94 *
24 大利根の月 90あたり
25 うさぎのダンス 75 ¥
26 想い出の林檎 74
27 花札ママ 79 ¥
キングレコード・LP
コロンビアCD
自主制作・限定5○枚CD「梅雨祭り」猿傷2000・6月7曲入り*
\ 2003 8七夕
@ 2001花まつり興風会館
15タナトット
イントロ
D C Em
D C Em
星のカケラを つなぎ合わせて、
D C Em
空の海には 人魚の都
D C Em
寄せる想いは七つの流れ星に
D C Em
秘めた想いは水瓶の底に
「サビ」
G Bm C G
アンドロメダの 広場で逢いましょう
G Bm A B7
今宵一夜は 銀河のお祭り
C D G C D Em
網を投げれば、心がからむぞ
C D G C D Em
青白く揺れる、貴方の心が、からむぞ
2
サウザンクロスは 椰子の木の上に
密林に浮かぶ 十字の約束
サソリの赤い炎のなかに、
貴方の悲しみ みんな燃やしましょう
「サビ」
3
琴の調べに、織り姫は唄い
白鳥の長い翼に、乗れる夜
想い出がみんな星に成るのなら
オレの夜空は、お前でいっぱいた゛
「サビ」
アンドロメダの広場で 逢いましょう
青白い夢の炎、燃やしながら
網を投げれば、願いがからむぞ
青白く揺れる、貴方が絡むぞ
2002の夏、七夕コンサート用に作ったもので
えんやとっと的リズムでやろうと、「タナ・トット」と呼んでいるうち
タイトルになった。2003の野田の駐車場で、歌詞を
車のなかで書き留めたもの。
うさぎのダンス
夢の布団に、眠りこけて
気がつきゃ空には、秋の月
銀の光に、心は弾む
ススキ群れなす、草の上
さあ踊ろう、長い髪を、ゆり動かして
さあ踊ろう、夜明けまで、
タラッタ・ラッタ ラッタ・ララ
あの子のホホに 月の粉
今夜は十五夜、夢よ降れ
二人で野原に、誰もいない野原へ
それっからそれっから
うさぎみたいに、跳ねるんだ
さあ踊ろう、長い髪を、ゆり動かして
さあ踊ろう、夜明けまで、
タラッタ・ラッタ ラッタ・ララ
間奏
月の光に照らされて
ふたつの影は、草の上
月夜に、あの子がくれたお酒
僕は、あれを飲んでから
今だに、空に浮かんでらあ
さあ踊ろう、長い髪を、ゆり動かして
さあ踊ろう、夜明けまで、
タラッタ・ラッタ ラッタ・ララ
1、月の下で
臥し待ちの月から、降りそそぐ銀の槍
寝静まる道を、近づく祭りの足音
天幕くぐれば、サーカス小屋の夢と、
見果てぬ音の海に 溺れた熱が、渦巻いてた
月の下で、またいつか逢いましょう、
それぞれの十字路を曲がり
月の下で、またきっと逢いましょう、
砕け散った三日月のカケラ、合わせに
旅人の胸に、降りそそぐ銀の槍、
逢えない貴方たちが、月影で歌う夜
俺たちも眠れない、屋根の上に舟を浮かべ、
光に沈む街の上を、漕ぎ出して行こう
月の下で、またいつか逢いましょう、
約束を十字路に埋めて
月の下で、またきっと逢いましょう、
砕け散った三日月のカケラ、俺たち
るるるるるる、ルナンナ、るるるるるる、ルナンナ
最後の月まつり99の為に、作った唄。テントでは、上々颱風のゴトやんの胡弓の音が、素晴らしく、
二番の「逢えない貴方が、天幕の上で見ている」と、みっちゃんのことを歌った後は、涙声でした。
2レイン
ブラウン管の中には、幽霊がいっぱいだ、そいつらのポケットには、あの世からの請求書がいっぱいだ
ところが俺は黒いインク瓶のなでもがき、小銭と引き替えに夕暮れまで塗りつぶす毎日だ
銀行は葬儀屋と三角のサイコロ振っていた、証券会社は唇と舌で窓ガラスを磨いてた
ところが俺は黒いインク瓶のなかでもがき暮らし、どこかで確かに雨の匂いがした
あらゆるムカツキは、子供の特権だ
あらゆるアキラメは、大人の宿命だ
ベンツを乗り回し、ボンネットに金を積み上げても、いくら積み上げても
雨が、迎えに来る
レイン、雨が降り出した、
レイン、みんな、濡れていく
レイン、肉が溶けていく
みんな、消えちまうぞ、レイン
森の女王様は、フェロモンを撒き散らし、兵隊アリたちは、せわしく石垣積み続け
ある夜、森は焼き払われ、城跡にそれでもフェロモンだけが漂っていた
上りの電車はいつまで待っても、君の前には来ないだろう
ところがある夜、祝福の配達人が誤配して、俺は世界中のオパールを口に詰め、笑い転げ
その時、確かに、雨の匂いがした
巨大なダムには、ひび割れがつきものだ
あらゆる革命は、欲望の馴れ初めだ
路地裏には、焼き鳥と嘆きがつきものだ。いくら嘆き続けても、雨が迎えにくる
レイン、雨が降り出した、
レイン、みんな、濡れていく
レイン、肉が溶けていく
みんな、消えちまうぞ、レイン
さよなら三角、さよならだけのレイン
バブル直後、作った唄。ボーデドリーの独特のリズムを使って、何か作ろうと思いつつ、このころは連載が重なり
ウリャアと叫びたい日々だった。この唄の元になるイメージは、名曲「アハードレインゼゴナフォール」ばいデイラン様。
3旅するレモン
砂時計が倒れたままで、僕の靴ひもがあくびをしてる
すり切れた羅針盤のように、僕の靴ひもが地図をながめている
マチュピチュの丘に座り、思う。世界は緑の海に沈む、と。
インカの都去る時、胸のなかに押し寄せる大波に乗って
出かけよう。ポケットのなかには、新しいレモンが一つ、君にシボラレタイな。
花まつりが祭りだとすれば、花びらの中、ギターかついて歩き
月まつりが祭りだとすれば、枯れ葉の道、キダーかついて歩き
ナスカの空に浮かび、思う。目玉は地上に置くんじゃない、と。
渦巻きのシッポのように、胸の中に押し寄せる大波に、乗って
出かけよう。ポケットのなかには、新しいレモンが一つ、君にシボラレタイな。
今や、懐かしきと呼ぶ時刻の花まつり99用に作った唄。僕の場合、歌詞は大筋を作り
練習の時、歌いながら思いつきで浮かぶフレーズが、気に入ると、変えていくヤリカタです。
4夜汽車になりたい
満足げに、闇が街を、食べ尽くした夜、
満月さえ、真綿の雲に、飲み込まれ眠り、
でも、俺の胸のタンバリンが、眠れずに唸り
その時、月が青白くささやく
「浜辺の行進に溶ければ、蟹になれるぜ、止まらない独楽の上で暮らし、バターになれ」と
でも、俺は耳をすまし、あの夜の歯ぎしりを聞く
その時、背中から、吹き出すレール
夜汽車に、なりたい、夜風を切り裂く連結の指
夜汽車になりたい、夜汽車になるか、風に千切れるか
あの夜、俺のポケツトは俺の血であふれ
割れた鏡をかじり、喉をザクロにして、
そして、気がついた。
「作ル為ニハ、何カヲ、殺サナキャ、ナラナイ」と。
欲しいモノを手に入れる為に、街に来て
帰り道を忘れ、路地裏で暮らし
俺は信号を見ていた、信号にひざまずく
信号がささやく、「何ガ望ミダ」と。
夜汽車になりたい、夜風を切り裂く連結の指
夜汽車になりたい、夜汽車になるか、風にちぎれるか
あの夜、俺を乗せた夜汽車よ
今はもう、鉄くずになって消えてしまったか
それとも、赤く、錆ついているか
錆たのは夜汽車じゃない、俺の方だ
想い出はみんな、函にしまってしまおう
でも、その函に鍵はかけないほうがいい
いつか、シワだらけの指で、俺は函を開けてしまう
函の中はレールでいっぱいだ
夜汽車になりたい、悲しみのハサミ喜びの雨
夜汽車になりたい、終着駅が霧にかすんで消える
この、「夜汽車になりたい」は、私が十八才の時、上京する晩、鈍行に乗って上野へ行く列車にのった、あの晩の
列車の窓に映った自分の顔。その思いから、ずうううっと歳月がたち、ヘロヘロなる今日的態度への、戒めのutaなのて゜した。
アルバムでは、今やブルース・ハープ界にこの人ありの石川二三夫氏をフューチャリング。風にちぎれる感じのハープが好きです。

日本コロムビア「cocc14844」アタゴオルは猫の森、ドラマCD、2625円
「夜汽車になりたい」「ハサミの唄」
5ハサミの唄
絶壁で立ち続ける緑のライオンに、年老いたペンギンが嘆く
深き密林のすべてに歯形をつけても、結局アンタは知らないのだ
海原のあの蒼さを
体中に勲章を張りつけて、ダイヤモンドのベットで眠り
黄金のどんぐりを積み上げても、
還る大空は、裸で行くしかないのにな
青空を切り裂くハサミが欲しい、青空を切り裂くハサミが゜欲しい
夏休み、宿題さぼり、草原でお昼寝してるうち、滑り落とした
俺のハサミ
黒板のぶら下がった森に行けば、調教師がタールを噴いてて
牛乳瓶の教室に押し込められて、ゆがんだ時計を見ていたんだ
早ク、早ク、終ワラナイカナア
月夜の晩に、背中を見れば、黒いタールがベットリしてた
黒いタールをはがしてみれは、そこには小さな羽根がはえてた
この星を自在に飛べる、自由という名の翼、こんなにベトベトにされて
青空を切り裂くハサミが欲しい、青空を切り裂くハサミが欲しい
真冬の夕暮れ、白い電信柱の前で立ちつくしていた
吹雪のハサミ
これは、ディランの名曲「ライクアローリングストーン」みたいな、カッコイイ唄作りたいなあと思いつつ書いたもので、レコーディングの時の
二番の歌詞と、今、歌ってる二番は違ってます。中学時代の担任がトラウマになって、凶暴な歌詞になっています。くれぐれも世の教師のみなさん。
中学生を「子供だ、手なづけられる」など思わないように。嘘、偽善、安易な価値感の押しつけは、胸のなかで、傷になって、反発するエネルギィとなり、
私の場合、二十三年たっても、消えないのですから。。
「青空を切り裂く」というフレーズは、宮沢賢治の詩の一節「空のひび」からデス。
6おう、リバプール
夜明けのタクシー呼んで、ホテルからイソイソ、
巡礼の旅は、港町までやってきた、王様たちの産まれ都
ペニーレインで降りて、カメラ持ってウロウロ
いつもの観光客より、純度が高いんぞ、王様たちの産まれた港
リバプール、襟無しのスーツで、
リバプール、着物まみれの、頭をグルクル゛にした
ストロベリーフイールズの森で煙草、
セブンスターでターン・オン
マーマレードのの空で、不良の子供たちが、ギターを練習している午後
お次はキャバン・クラブ、港の歌舞伎町みたい
こんな狭い路地から、ビートルズは産まれたんだ
王様たちの産まれた港
リバプール、襟無しのスーツで、
リバプール、着物まみれの、頭をグルクル゛にした
95年、リバプールでのブラジル対日本戦を見た翌朝、妹とタクシー呼んで走り回った体験を唄にしたもの。そして頭のあたりは
完全に「ジョンとヨーコのバラード」を、わざわざ、パクリました。まあ、技は「ストロベリー」のとこからのコード展開。うう、録音したい。
7家に帰ろう
公園の砂場は、モノを作るオトナたちの、本当の都なんだな
君と一緒に砂のトンネル、掘っているうちに、昔の僕が隣りに座っていた
繰り返しゆれるブランコの笑顔が、青空に吸い込まれていくよ
威勢良く砂の山叩く、その手を染めた、この日の夕陽を僕は忘れない
家に帰ろう、家に帰ろう、砂だらけの手をとり
家に帰ろう、君と帰ろう、ミカン色の雲の道を
海賊フックや「俺はヒデヨシ」のお話たちが、森の向こうで出番を待ってる午後
うーむ、二番の歌詞が思い出せない。これは、娘をつれて砂場に行ってた頃の風景。
8リボン
霧の中で振り返ってみたら、長い坂の途中だった
霧に濡れた荷物、下ろし、俺は長い坂道見てた
夜が、黒いカンテラを下げて、俺に悲しい唄を歌えとささやく
でもだいじょうぶ、俺の耳のなかには、あの夜の夜汽車の汽笛が住んでいるから
おお、り、り、リボン、俺の胸に巣を作り、黄色い沼に沈めと歌う
り、り、リボン、しつか、お前を捕まえて、雨上がりの虹に吊すんだ
夕暮れの校庭に立って、ミカン色の子供たち見てた
水道の蛇口をくわえ、犬のように水を飲む、あの日の乾き、止まらない
おお、暗闇からおかしなヤツラがやってくる。
「コノ風呂敷ニ、オ辞儀ヲシナサイ、縁ナシニ、1つニ、ナリマショウ
夕焼ケヨリモモット美シイ、血ダラケガ、オ待チカネ」
おお、り、り、リボン、俺の胸に巣を作り、黄色い沼に沈めと歌う
り、り、リボン、いつか、お前を捕まえて、雨上がりの虹に吊すんだ
リボンというと、幸せの黄色いハンカチと、イエローリボンの言葉が浮かぶが、勲章、社会的評価の気配。
まあ、モノ描きは、そうした評価を、どこかでほしがりつつも、ソツケナものに振り回されない自分が欲しいのでした
9河を渡ろう
銀紙の王様は、家来のの首を集めて、河に流して暮らしてる
旅人は自分の舟を探しているうち、老婆に食われてしまう
俺は汚れたピストルで、頭を撃ち、脳味噌を空にまき散らす
俺の瞳と耳は、土手の草はらで、ネスカフェ飲んでる毎日だ
河は流れる、とても早く、河は笑ってる、渡れない者たちを
銀紙の王様だって本当は、河を渡りたかった
でも、渡れば、自分が王様でなくなることが、怖かったんだ
真夜中、王様は土手に立ち、三日月に影を作っている。
よく見れば、その影は、まるで、俺のとソックリだった
その時、電話が水の中から、鳴りだす。その時、電話が、俺のなかの、とも綱を解く
河を渡ろう、花びらを散らして行こう、河を渡ろう、さよらなの夜だ
水をけって、俺の舟は行く、真夜中、溺れたお前の姿、舳先に吊して渡ろう
名曲「アイムザウオーラス」みたいなヤツ、作りたいと思って書いたもの。もう十年以上前。
田舎にくすぶって、都市のヤカラをせせら笑っている、井戸の中のビッキ、のような王様。こうした気配の人は、居るものです。
10毎日がビートルズ(エブリディ・アイ・ハブ・ザ・ビートルズ)
吹雪の夜に見た、アハーデイズナイ、夜明けの窓辺で聞いた、アンアイラバー
いかれた路地をうろつく、イミテーションのバッボーイ、オイラの耳んなか、レコード針が、ツイスタンシャウ
放課後の教室にひとり残り、黒板にリバプールのスペル書いて、帰る
えふりでい、えぶりでい、あい、はぶ、ザ・ビートルズ
真夜中に回り続ける、赤いレコードの群れ
えふりでい、えぶりでい、あい、はぶ、ザ・ビートルズ
ターンテーブルだけが、俺を回す
雪解けの滴、屋根を打つ、インマイライフ、入道雲かじりながら、オールユニディズラーブ
三百三十円持って名曲堂にアイルゲットユー、上りの夜汽車のチケツラーイ
夜中に、目を閉じ、胸を開くと、あの人たちがコーラスしてる「明日、学校サボリマショウ」
えふりでい、えぶりでい、あい、はぶ、ザ・ビートルズ
真夜中に回り続ける、赤いレコードの群れ
えふりでい、えぶりでい、あい、はぶ、ザ・ビートルズ
ターンテーブルだけが、俺を回す
あい、らばあそーる、あい、ふおおせーる
教科書の隙間で聞こえたペパパックライター、家に帰れば二階に上がって、ユゴナルーザッーガー
悲しい夕暮れはいつだつてエニタイマットオール、どこにも居ない、アイムザウオラス、ジョジョ
あぜみちの彼方に住む愛しのガール、その瞳より、空から撒かれたプロマイドが欲しかった
BBキングの「エブリデイアイハブザブルース」という唄の、「毎日がブルース」というコトバに、ビリビリきて
私は、毎日がビートルズだった中学時代を思い、キヨシロウの「トランジスタラジオ」を聞いた時、うむ、作るべしとなったもの
この曲の間奏が、コピーバンドをえんえんやった成果として、チケットトウライド・ユーキャンドウザット、サムシング、ドライブマイカーの
イントロがつながれていくとこが、名場面なのだ。コロムビアの録音が急に決まった為、この部分が
著作権に引っかかるらしく、没になったのが、無念でござる。
11アンダルシア姫
グラナダの黄昏、この身を染める、まっ白に染める
石畳を登る僕の背中に、忍びよる物乞いの指
城のなかは、崩れたアラベスクの呪文、「最後ニ、勝利スルノハ、神様ダケダ」と
君は愛しい、幻のお姫様、僕はアジアの片隅からケッチブック持って
君を捕らえようと、風に色鉛筆投げる、市場の蝸牛の首輪、かけてあげたいな
おお、アンダルシアの風を、トランクに詰めて
君の眠りの空を、かけぬけたい
風に震えてる、僕の願い事
尋ねても、尋ねても、揺れるのは、オリーブの海
テネリッフェの水の放物線の、遙か向こうで
君は青白い幽霊たちと、ワルツ踊ってる
ああ、赤茶けた大地に耳を当てれば、響いてくるのは「アディオス」だけ
おお、アンダルシアの風を、トランクに詰めて
君の眠りの海に、沈んでいきたい
風に震えてる、僕の願い事
探しても探しても、揺れるのは、オリーブの海
アンダルシア姫を描くために、93年の六月七月とスペインに行き、アンダルシア地方をさまよったときの、想い出。
CDでは、アラブ風のコーラスが欲しいと、私がほざき、陽子ちゃんとタカシで「あああああ」とエキゾチックな声を作りました

「アンダルシア姫」「夢のバルセロナ」「アビーロードは雨」収録
12夢のバルセロナ
一晩中、響く手拍子は、血液の歯ぎしり、イスラムがしみ出すトライアングル、カタルーニャ
まっ昼間からワイン飲んで、白い肉の皮眺めてる、俺の体から流れる汗も、オリーブの匂い
グラシァ通りの石のカサミラが言う。「ヨウコソ、はぽんノ子供」
空飛ぶ蜥蜴、青空をはい回る蝸牛、鐘が鳴る、貴方の孤独な調べ
親愛なるガウディに膝まずき、気がつく、背骨にしみる渦巻き、夢のバルセロナ
カタルーニア広場から、あふれ出したワインに乗って、パルクグエルの丘でインカの嘆き見てた
まっ昼間、街はお昼寝、夕暮れのメトロは元気いっぱい、「生キルコトハ、生キルコトハ、楽シムコトダ」と
グラシア通りの青きカサバトリョ、撫でてみたんだ、お前の背骨を
空飛ぶ蜥蜴、青空をはい回る蝸牛、鐘が鳴る、貴方の孤独な調べ
親愛なるガウディにひざまずき、気がつく「俺の血は、まっ黄色だ」、夢のバルセロナ
この世界は狂ってるとカサミラが嘆き、システムだらけの直線にグエル協会が膝蹴り
まっ昼間、街はお昼寝、夕暮れのメトロは元気いっぱい、「生キルコトハ、生キルコトハ、楽シムコトダ」と
十三年、待って見た、夢のサグラダファミリア、茶色い岩が、青空で呼吸してる
空住むガウディ、貴方の元へ、この俺を引きずり上げて、このイカサマな肉を越えさせて
親愛なるガウディにひざまずき気がつく、登っていくしかない、夢のバルセロナ
91年に、初めて、バルセロナに行った時の興奮。そして93年に半月居た果てに、書いたもの。
ガウディのことなら、一冊の本になるほど、ウガウガ体験、スケッチしたけど、一番の感動は
田中裕也教授に出会えたことかなあ。
長いことサンタナ「オエコモバ」風にやっぺとやっていたが、CD録音の時、マント御大が「マッサン、俺にも、なんか
やらせてよ」となり、ステールパンで熱く、一発録りの迫力をゲットしたなや。
13アビーロードは雨
ユーストン駅から、地下鉄に乗って、サッカーフラッグを振り回して行けば
鼠色のロンドンの街じゃ、野良猫たちも傘をさして歩いてる
地図を頼りに、坂道降りて、緑の木々に胸騒ぎ
十八の時に買ったLPのジャケットの中に、俺は今入って行くんだな
おお、アビーロードは雨、濡れてゆれる横断歩道
四人の影法師、並べてから、青空見たいな、ため息ひとつ
すべての歌に、想い出が染みついている、真夏のお寺で蛙の声するアビーロード
白い雪の道、買いに行ったホワイトアルバム、雪解けの滴、屋根を打つラバーソール
そぼ降る雨が、音符になって、胸の中で歌う、
緑の木々よ、覚えているかい、出来上がったばかりのドンレミダウンのこと
おお、アビーロードは雨、でも俺の胸の中は青空
白い壁の落書き眺めながら、何も書けない、書ききれやしない
95年、96年とロンドンにサッカー観戦に行き、アビーロードでスケッチなんぞしながら、
落書きの壁にしみじみし、激怒しケリを入れたりしつつの想い出を書いたもの。
真夏のお寺とは、高校時代、お寺の子聖山の家でアビーロードを聞くと、ビコーズのイントロのとこでケロケロケロと
田んぼの蛙の声が入るのでした。それをテープで録って聞いてた私は、どうしてもあの部分にくると蛙の幻聴がするのです
14キャラメル
アンモナイトの小部屋の中で、愛という名の化石が踊り
君はジュラ紀のドラゴンみたいに、炎吐くんだな
帰り道には、肉屋が並び、金さえ出せば選り取りみどりで
昔懐かし駄菓子屋のあとには、嫌らしい市役所が欠伸してる
キャラメル、キャラメル、懐かしく届かないお菓子
キャラメル、キャラメル、真夜中のプールで食べたいな
森永の天使みたいに、翼を付けても、屋根よりも高く、浮かびはしない
グリコのランナーみたいに、走り続けても、ゴールはみんな買い占められてる
キャラメル、キャラメル、懐かしく届かないお菓子
キャラメル、キャラメル、真夜中のプールで食べたいな
ジミヘンがやって有名になった「ワイルドシング」を作ったバンド、トロッグスの曲のサビが気に入って、パックンしたもの。
サビの「森永の」あたりの感じ、好きです。96年ころの作品。